PREVENTION

予防・メインテナンス

メインテナンス

メインテナンスとは

メインテナンスは虫歯や歯周病等、一連の治療が終了し、口腔内を健康的に改善した状態を長期にわたり維持・安定させるために行う専門家によるケアです。
スウェーデンの学者の研究によると、30年間にわたって、2~3ヶ月間隔でメインテナンスを行った場合、喪失歯は0.4~1.8本(年齢層による)であり、新しい虫歯の発生や歯周病の再発・進行はほとんど認められなかったというデータがあります。

定期的なメインテナンスを行わないと、行った場合に比べて、歯周病は再発しやすく、最終補綴物(かぶせ物、詰め物)に関してもやり直しになる可能性が高くなってしまいます。

当院ではこの研究結果に基づいた「メインテナンスプログラム」を 個々の患者さんの状態(お口の健康状態・リスクの度合い)に応じて1ヶ月~3ヶ月に一度のメインテナンスをお勧めし、計画的に行っています。

口腔内のリスク要因

メインテナンス内容

  1. 歯周精密検査
    ・X線検査(あごの骨の状態・歯石の確認)  
    ・歯周ポケットの測定   
    ・動揺度の検査
  2. ブラッシングの再確認
  3. 咬み合わせのチェック
  4. 生活習慣指導
  5. トゥース・クリーニング (PMTC) 
    ・プラーク除去 
    ・バイオフィルムの除去 
    ・歯周ポケット内の殺菌
    ・歯石除去
    ・着色除去(歯面研磨)
  6. 抗菌剤の塗布
  7. レーザー照射(ハード&コールド)
    ・フッ素塗布による歯質強

当院で20~30年間メインテナンスを行っている患者さんの中には、ほとんど歯を喪失することなく、健康的な状態を維持できている患者さんがたくさんいらっしゃいます。

虫歯予防

虫歯予防とは

虫歯や歯周病などの病気で悪くなったら、その都度治療をするのではなく、悪くなる前に病気を未然に防ぎ、 お口を健康な状態に維持していくことが、将来のために大切です。
お口を健康に保つことで、歯や歯茎だけでなく、全身の健康を守りましょう。
虫歯や歯周病は細菌による感染症であり慢性疾患ですから、予防こそが最良の治療です。

虫歯を予防するためにはお口の中の細菌を減らしプラーク内のpH 5.5以上に保つ必要があります。
そのためには1日2回以上の歯磨きと唾液による歯の修復が必要です。
また、フッ化物配合の歯磨剤や洗口剤を使用し、酸に強い歯をつくりましょう。

外出などで食事後の歯磨きが出来ないときは、「歯に信頼マーク」付きのキャンディ・グミなどを食べる事で唾液の量を増やし、虫歯予防に心がけましょう。

虫歯リスクチェック

当院では簡単な検査で「虫歯になりやすいのか?なりにくいのか?」を調べる事が出来、患者様の虫歯リスクに最適な予防プログラムをお勧めしています。
「Cari Screen」で虫歯リスクを検査してみましょう。
検査は歯の表面を綿棒で軽くこすり、その綿棒についた「虫歯を作る細菌の活動エネルギー量」を1分ほどで計測し、虫歯リスクを判定します。
その値から口の中の状態を3つのレベルに分け、その虫歯リスク にあわせた予防プログラムを実行することで虫歯にならないよう に管理します。

Levelに合わせた管理プログラムの一例

Level1

虫歯リスクは低いようです。
市販のフッ化物配合歯磨剤を使用しましょう。
歯科医院で通常(6ヶ月ごと)の定期検診を受けましょう。

Level2

虫歯リスクがあります。
フッ化物配合歯磨剤や洗口剤の使用お勧めします。
歯科医院で、3ヶ月に1度のフッ素塗布をお勧めします。

Level3

虫歯リスクは非常に高い状態です。
食生活習慣を見直し虫歯にならないよう細心の注意が 必要です。
900ppm以上のフッ化物配合歯磨剤や洗口剤を使用して 虫歯にならないように注意してください。
また、歯科医院での月1度のフッ化物塗布をお勧めします。

※データは数値で表されます。計測前のお口の状態(歯磨き前後など)で左右されますので、検査は予約・事前説明を受ける必要があります。また、この検査は保険適用外になります。

歯周病予防

歯周病とは

歯周病とは、歯肉や歯の周りの骨などの組織に炎症が起こって歯周組織が破壊されてしまう病気です。 悪化すると歯がグラグラして咬めなくなり、最後には歯が抜けてしまいます。
歯周病を予防するには口の中の細菌をできるだけ減らす必要があります。
そのためには毎日の歯磨きに加え、専門家による定期的なメインテナンスが必要です。

当院ではお口の中の状態をレントゲン写真などの画像診断を行い、骨や歯肉の状態、歯並び、歯周ポケットの深かさ、かみ合わせ等を詳細に検査します。

治療内容としては以下の項目があります。

  1. PMTC(特殊な器具を用いたクリーニング)による細菌(プラーク、バイオフィルム)の除去
  2. 超音波やレーザーによる歯周ポケット内の洗浄・歯石の除去
  3. レーザーによる歯質の強化
  4. フッ化物塗布による歯の再石灰化の促進と、歯質の強化(フルオロアパタイトの形成)といった処置 を行います。
  5. 深い歯周ポケットがある場合はペリオウェイブによる光殺菌やオゾン水による消毒もよいでしょう。

当院では患者様のリスクに応じた予防プログラムを作成し治療を進めております。

歯周病予防スキンケア

ヒューマンケアラベンダージェル

 人体の中と表面には何兆もの微生物が共存しています。ヒトにとって良い働きをしてくれる菌もいれば、悪さをする菌もいます。大切なのは〝菌をゼロにする”ことではなくバランスの取れた細菌叢(フローラ)にすることです。
 ロの健康維持には口腔常在菌(腸では腸内細菌)のバランスが大切で、人と共生している常在菌は、外から侵入したウイルスの抑制と新型コロナウイルスの重症化を防ぐ作用があるといわれています。
 ヒューマンケア LV ジェルは口内及び皮膚のフローラバランスを良好に保つことを目的に作られました。

「特許出願中」
特願:2020-78048

歯肉炎・歯周病・ロ臭の予防改善に有効といわれ、カラダの入り口から健康を考えたジェルです。
 弱酸性皮膚における皮膚常在菌叢のバランスを保持とエモリエント効果があり、加齢による乾燥や肌の様々なトラブルのスキンケアとしても併せてご使用いただけます。

Human Care LV Gelの特徴

 Human Care LV Gelは、ヒトマイクロバイオー ム (細菌叢)の改善、生体のホメオタシス(恒常性)に着目した新しい発想で開発された、口腔から肌までケアできるジェルです。もともと歯肉や歯周病の治療用として開発され、長きにわたり安全性・実績評価を得た基剤に、有用微生物群(EM菌)を用い土壌改良した東松島農園で、化学肥料・農薬に依存しない自然栽培の真正ラベンダーの花芽だけを蒸留した希少な芳香蒸留水とEM-X GOLD(発酵有用成分)・植物ミネラル(フルボ酸)・熟成ニンニク抽出エキス(無臭).Phytoncide PT-150(植物抽出エキス)・カワラヨモギエキス ・レモングラス芳香蒸留水を加え効能を高めた新製品です。
 薬害やアレルギーを発生させる合成化合物は使用せず、自然界にある植物抽出エキスの有用成分の相乗効果を引き出し、身体への負担をかけることなく、ゆっくり組織の機能を調整しますので安心です。 犬専用ペットジェルも大変ご好評いただいております。

ご使用方法

オーラルケアに!

  • 適量のジェルをとり歯と歯肉の境目や歯と歯の間に軽くブラッシングするようにジェルを塗布してください。
  • 歯肉から出血しているときや歯肉が痛むときは、柔らかな歯ブラシや清潔な指先で直マッサージするように塗布すると効果的です。
  • 口臭が気になる場合は、歯みがき後に歯と歯の間や舌にジェルを塗布してください。舌に塗る際は薄く、やさしくお使いください。
  • 塗布後30分程の間、うがいなどしないほうが効果的です。

スキンケアに!

  • 肌の保湿、荒れた肌など気になるところに、適量を手に取りなじませてください

ご使用上の注意

  • 本品の配合成分にアレルゲン(原因たんぱく質)がある方は使用しないでください。
  • 使用後、次のような症状が表れた場合は使用を中止し、医師に相談してください。
    ※唇や口内の異常、発疹やかゆみ、腫れ、喉のイガイガ感、強い咳き込みなどの症状が出た場合
  • お肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください。
  • 化粧品(本品)がお肌に合わないとき即ち次のような場合には、使用を中止して下さい。
  • 本品は、ペットケア(犬・草食動物・雑食動物のケア)にも使用できますが、植物抽出エキスを配合している為、ネコ(ネコ科:完全 肉食の動物)には使用しないでください。
  • 1才未満の幼小動物へのご使用は獣医師のご指導の下、お使いください。
  • 口臭が気になるときや小さな傷、治りにくい傷のケアに!患部にやさしく塗布してください。

主な配合有用成分

  • 真正ラベンダーフローラルウォーター(イングリッシュラベンダー)

    多成分系で抗菌、抗炎症、鎮静、神経強壮、鎮痛作用が知られていることから口唇腫瘍の治療などに使われています。

  • レモングラスフローラルウォーター

    殺菌 ・抗菌作用に優れていて、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも効果的と言われ、胃腸の調子を整えたり消化を助けてくれるといわれています。

  • EM-X GOLD(発酵有用成分)

    光合成細菌、乳酸菌、酵母の3種の善玉菌の発酵の力を最大限に引き出して有用成分を体のすみずみまで届くサイズに細かく分解したものです。

  • 植物ミネラル(フルボ酸)

    生命の核と主な細胞の再生やデドックスに欠かせないミネラル、本品はアメリカ・ユタ州のヒューミックシェールから採れる0.001μmサイズの超微量植物ミネラルを配合。吸収がよくアレルギー反応の予防や炎症反応の軽減、がん予防や抗酸化作用などが知られています。

  • Phytoncid PT-150 & ヒノキチオール(医薬部外品)

    植物が、害虫などの外敵から攻撃や刺激を受け、傷ついた時でも病原菌に感染しないように傷口を殺菌したり、害虫を寄せ付けないように植物がつくりだした生理活性物質です。悪玉菌を抑制し、常在菌のバランス保持することにより、肌の保湿、保護の効果があるといわれています。

  • 柿タンニン(高分子ポリフェノール 医薬部外品)

    抗菌、止血、収れん作用、粘膜保護作用が知られています。抗酸化力に優れ細菌やウイルスの増殖を防ぎ抗菌作用に優れています。

  • ビタミンE&C(抗酸化物質)

    細胞の活性化と組織の防御力を高める作用が知られていることから、アレルギー反応の予防や加齢による皮膚の変化抑制に使われています。

  • カワラヨモギエキス(医薬部外品)

    フラボノイド・タンニン・精油成分(β-ピネン、カピレン等)を含み、お肌を明るく保ち、敏感な肌や荒れた肌をいたわる効果があります。

  • 無臭熟成ニンニク抽出液(第3類医薬品)

    高血圧症 ・動脈硬化 ・歯周病などの予防や全身への免疫効果が実証されています。ニンニクの成分アリシンの抗菌作用は歯肉炎や歯肉出血の止血に有効です。アトピー性皮膚炎改善による抗アレルギー作用があり、生ニンニクよりも肉体疲労時の栄養補給効果が高いことがわかりました。

保管及び取り扱いの注意

  • ご使用後は必ずキャップを締めてください。
  • 乳幼児の手の届かないところに保管してください。
  • 極端に高温又は低温の場所、直接日光の当たる場所には保管しないでください。
  • 防腐剤を使用していないため開封後は冷蔵庫等の保管をおすすめします。

ドライマウス(口腔乾燥)
への対応

 年齢やお薬の影響で、お口が乾きやすくなる「ドライマウス」が増えています。
当院では、院長が震災復興の想いから立ち上げたLAVENDER.COM株式会社が開発した
**HumanCareLVGel(口腔湿潤ジェル)**を推奨しています。
やさしい使用感と高い保湿力で、お口のうるおいを保ちます。

Human Care LV Gelの購入について

  • ご連絡は、東邦歯科診療所まで

    電話:022-265-4141(受付)
    FAX:022-265-5963
    メール:toho_dental_club@yahoo.co.jp

  • ご注文の際は

    ①郵便番号、②お届け先住所、③お名前、④電話番号(携帯可)、⑤商品:お徳用又は携帯用の個数を明記して下さい。
    ※お支払もとと、お届け先が異なる場合は、どちらの連絡先もご明記ください。

  • お支払いは、仙台銀行(吉田直人口座)振込のみ

    ※手数料はご負担願います。
    ※口座番号等は請求書に記載します。
    ※当院の患者様には、特別価格にて提供しています。

顎機能不全症候群の予防

顎機能不全症候群とは

口腔内で虫歯や歯周病以外に気をつけなければいけないのが、歯への不正な力の加わりと、それに関連する顎の痛みや不快症状(顎関節症)、歯の咬耗、磨耗です。
歯軋りや食いしばり等の口腔習癖によって、歯に過度な力が加わると歯が擦り減ったり(咬耗、磨耗)、虫歯でもないのに水がしみる、歯がぐらついてくる(動揺)、歯の根元部分がえぐれてくる(楔状欠損)、咬むと痛みがある(咬合性外傷)、といった症状が出てくることがあります。

また顎に断続的に負担がかかり、不規則な運動が続くことにより顎関節症(開口時や閉口時の顎の痛みや音)を引き起こしてしまいます。
上記のような口腔習癖がある方や疑いのある方には<スプリント>という装置を夜寝ている間に装着してもらうことで歯への過度な力が加わらないようにし、顎の不規則な運動を阻害せず、自由に運動させることでストレス症状を防ぎます。

ネット予約(初診のみ)

24時間受付可能なネット予約は、初診の患者様専用仮予約となります。改めて当院よりお電話させていただきます。

電話で予約・お問い合わせ

TEL.022-265-4141

9:00-13:00 / 14:00-18:00
休診日: 木曜・日曜・祝日