今までは、歯肉の炎症を止めるため歯周ポケット内に抗生物質製剤や抗炎症剤が良く使われていました。
これらの抗菌剤は、耐性菌が生まれてしまったり、アレルギーを引き起こす危険性があり、抗生剤の副作用が懸念されていました。VCC (カナダのバンクーバー大学−Vancouver Community College)では、10年にも及ぶ研究から抗生剤による副作用の無い、『光殺菌システム』が開発されました。現在、カナダやヨーロッパ各地で使われ始めています。
・光殺菌システムによる歯周病治療の流れ
@ 歯周ポケット内に光感受性溶液を注入します。
A この液体は歯周に有害な細菌を特異的に染色、浸透します。
B 非熱ダイオードレーザー光を歯周ポケット内に60秒間照射します。
C レーザーの光を吸収しやすく染め出された有害な細菌は、レーザーの光で活性酸素を放出する
光感受性溶液で歯周ポケット内の有害な細菌を殺傷・洗浄してゆきます。
D 最後に不活性化した有害な細菌を光感受性溶液ごと歯周ポケット内から、オゾン水で洗い流します。
これにより、レーザー光で活性化された歯周組織は、有害な細菌の影響をうけず改善してゆきます。
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