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虫歯や歯周病などの病気で悪くなったら、その都度治療をするのではなく、悪くなる前に病気を未然に防ぎ、 お口を健康な状態に維持していくことが、将来のために大切です。
お口を健康に保つことで、歯や歯茎だけでなく、全身の健康を守りましょう。 |
虫歯や歯周病は細菌による感染症であり慢性疾患ですから、予防こそが最良の治療です。 |
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お口の中の細菌を減らしプラーク内のpH 5.5以上に保つ必要があります。
そのためには1日2回以上の歯磨きと唾液による歯の修復が必要です。
また、フッ化物配合の歯磨剤や洗口剤を使用し、酸に強い歯をつくりましょう。 |
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検査は歯の表面を綿棒で軽くこすり、その綿棒についた
<虫歯を作る細菌の活動エネルギー量>を1分ほどで計測し、虫歯リスクを判定します。
その値から口の中の状態を3つのレベルに分け、その虫歯リスク にあわせた予防プログラムを実行することで虫歯にならないよう に管理します。 |
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Levelに合わせ管理プログラムの一例です |
Level1 |
虫歯リスクは低いようです。
市販のフッ化物配合歯磨剤を使用しましょう。
歯科医院で通常(6ヶ月ごと)の定期検診を受けましょう。 |
Level2 |
虫歯リスクがあります。
フッ化物配合歯磨剤や洗口剤の使用お勧めします。 歯科医院で、3ヶ月に1度のフッ素塗布をおすすめします。 |
Level3 |
虫歯リスクは非常に高い状態です。
食生活習慣を見直し虫歯にならないよう細心の注意が 必要です。
900ppm以上のフッ化物配合歯磨剤や洗口剤を使用して 虫歯にならないように注意してください。 また、歯科医院での月1度のフッ化物塗布をおすすめします。 |
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※データは数値で表されます。計測前のお口の状態(歯磨き前後など)で左右されますので、検査は予約・事前説明を受ける必要があります。また、この検査は保険適用外になります。 |
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歯周病とは、歯肉や歯の周りの骨などの組織に炎症が起こって歯周組織が破壊されてしまう病気です。 悪化すると歯がグラグラして咬めなくなり、最後には歯が抜けてしまいます。 |
歯周病を予防するには口の中の細菌をできるだけ減らす必要があります。
そのためには毎日の歯磨きに加え、専門家による定期的なメインテナンスが必要です。 |
お口の中の状態をレントゲン写真などの画像診断を行い、骨や歯肉の状態、歯並び、歯周ポケットの深かさ,かみ合わせなどを詳細に検査します。そして、 |
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【1】 |
PMTC(特殊な器具を用いたクリーニング)による細菌(プラーク、バイオフィルム)の除去 |
【2】 |
超音波やレーザーによる歯周ポケット内の洗浄・歯石の除去 |
【3】 |
レーザーによる歯質の強化 |
【4】 |
フッ化物塗布による歯の再石灰化の促進と、歯質の強化(フルオロアパタイトの形成)といった処置 を行います。 |
【5】 |
深い歯周ポケットがある場合はペリオウェイブによる光殺菌やオゾン水による消毒もよいでしょう。 |
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もう一つ、口腔内で虫歯や歯周病以外に気をつけなければいけないのが、歯への不正な力の加わりと、それに関連する顎の痛みや不快症状(顎関節症)、歯の咬耗、磨耗です。 |
歯軋りや食いしばり等の口腔習癖によって、歯に過度な力が加わると歯が擦り減ったり(咬耗、磨耗)、虫歯でもないのに水がしみる、歯がぐらついてくる(動揺)、歯の根元部分がえぐれてくる(楔状欠損)、咬むと痛みがある(咬合性外傷)、といった症状が出てくることがあります。 |
また顎に断続的に負担がかかり、不規則な運動が続くことにより顎関節症(開口時や閉口時の顎の痛みや音)を引き起こしてしまいます。 |
上記のような口腔習癖がある方や疑いのある方には<スプリント>という装置を夜寝ている間に装着してもらうことで歯への過度な力が加わらないようにし、顎の不規則な運動を阻害せず、自由に運動させることでストレス症状を防ぎます。 |
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